一方___



?「お嬢さまーーっ!どちらですかーー!?」



?2(…全く。相変わらず、セキュリティーが甘いんだから。

こんなのだと、泥棒に入られて 全財産盗まれても 文句言えないよ?)


?「お嬢さまーーっ!」


?2(それにしても、メルティーの声はよく通るねぇ…そんなに叫んでどうするのさ。喉潰すよ?)


メルティー「お嬢s…ゲホッ…ゴホッ…」


?2(ほら、言わんこっちゃない。)



ここはミューセント魔導帝国 随一の名家・ファミリオン家の庭


そこの庭では今 鬼ごっこが行われていました。



メルティー「いい加減にしてください…っ!


お嬢さまーーーーーーーーーーっ!!


ゴホッ…!」



?2(さぁてと。そろそろメルティーとの鬼ごっこも飽きたし、出ますか!)



その手には、冒険への招待状が握られていたのです____