透明人間

「はぁぁっ!?」


これにはさすがの俺も度肝を抜かれた。



「絶対絶対絶対嫌だ!!!」



そう言うと、ティムは意外にもあっさりと


「えぇ。私も出来ればあなたを地獄にお連れしたくはないと思ってるんですよ。」


と言ってくれた。



「なんていったって、あなたは特殊なケースですから…。」



「特殊なケース??」


思わず聞き返す俺。



ティムは


「えぇ。」


と頷いた。



――なんだか嫌な予感がする…。