透明人間

思い切り睨む俺と、必死に笑いを堪えているティム。



ちくしょー…。

覚えてろよ…。



「で!?」

俺は場の空気を変えるため、質問に戻った。



「悪魔が俺になんの用なわけ!?」



ティムは当たり前のように答えた。

「だから何度も言うように、あなたを迎えに来たんですよ。」



「だーかーらっ!!なんの目的で!?俺をどこに連れて行くの!?」



ティムはまたさらりと答えた。





「親方にあなたを食べていただくため、あなたを地獄へご招待するんです。」