思わずそう叫んでしまった俺。



「へ…??」


ティムはきょとんとして俺を見詰めている。



悪魔にしてはあまりにも悪意のなさすぎる純粋な瞳だ。



「えーと、圭さんは“悪魔”をご存知ないのですか??」


少し困ったように尋ねるティム。



「…そうじゃなくて。悪魔っていうのは空想上のモノなの。本当にいるはずないんだよ。」

俺はティムに言い聞かせる。



「そんな訳分かんないこと言ってないで仕事しろ、し・ご・と。」