「わり……」 何故だか分からないが謝って、起き上がろうとすると 「僕の方こそごめん」如月も謝り、退くかと思いきやそのまま覆いかぶさったまま、手を繋いだまま――― 「―――ごめん」 如月はもう一度謝った。長い睫を伏せて今にも泣きそうに瞼を震わせている。 こんな凶暴で凶悪な俺を下敷きにしちまって、急に怖気づいたのかと思い俺はことさら優しく言って笑った。 「あ?良いって。お前のドジには慣れっこだ」 「違うんだ――― 俺―――― 相田のことが 好き」 え――――