『アンタのせいで…どれだけ苦しめられてるか…』

「そんなことわかってる…!」

『1人地獄にあえばいいじゃん!もう嫌…!』



「ユイ、ユイ…ユイィィィィ…!」


私はか細い声で、何度も何度もユイと叫んだ。
ユイだけは失いたくない。

もう壊したくないの…

二人でやっていこうよ?
もう、私達に怖いものなんてないでしょ?


違うの…!?
ねえ何が?
私は怖くないよ…怖くない…



『…言いすぎた、ミユごめんね…』



体力が奪われたように、声も小さくなっていくユイ。
きっと、今のは本心だったんだ。

心の中の、叫びだったんだ。


ユイ、ごめんね。
ユイ、ユイ、これからも頑張ろうよ。


「…帰ったらメールするね」

『わかった…』