自分のクラスまで行くと、“ターゲット”がいた。



「ごめんね…ユイ…」



なんだかんだ言って苦しんでるね。
ようやくわかった?

って今さら遅すぎだけどね~



『あっれ?…ミユちゃんじゃん』


そう言うと、ミユが振り向いた。
目を丸くして。
いや、それ以前に目ェ真っ赤。

もしかしてユイに捨てられて泣いた?
そもそも捨てられたの?wwww



『ねえ…最近大丈夫?…不良グループの奴ら、ハンパねぇな』


もちろん友達を装う。
だってそうしなきゃ面白くないし?

不良グループの中に私はいないつもりになっている。
本当は私がボス、なのにね?


「…うん、私、ユイのこと助けたいのに…」

ユイ?
ああアイツか。
迷惑かけられて最悪って言ってる偽の親友らしき子だよ?
ウケるwwwwww


『ユイ…ああユイちゃん』

「…どうすればいいんだろ?…」


知らねえよ、こっちのセリフ。
どうすればぁ~ユイとミユの仲を切り裂けるのぉ~?

…笑