私が準備し終わった後に待っていたかのように遥が私の席の前まできた。
「おはよー!利里香!」と爽やかそうに言った。
私も「うん♪おはよー!」と笑顔で応えた。
すると、遥が「そういえば…さっき話してたのって利里香の友達?」とちょっと首を傾げながら聞いてきた。
「うん♪私の友達の亜理沙だよ!良かったら一緒に帰る?」

「えぇ!!でも…迷惑じゃないかな?」と不安げに言った。
そんなに気を使うことないのになぁと思いながら私は遥に「えっ?大丈夫だよ!亜理沙に遥の事話したら会ってみたいってさっき言ってたから迷惑じゃないよ!」と言ったとたん遥の表情がパァと明るくなり「本当に!?」と元気に言った。
(良かった~また笑顔になって!!)なんて思いながら私は「今日、お弁当あるから亜理沙と遥と私の3人で食べようか!」と言って遥は「うん♪」と笑顔で応えた。
「そろそろ、先生が来るから早く座った方が良いよw」

「うん!そうするwwじゃね!」
私は軽く手を振りながら見送った。
窓の外を見てみると暖かそうな日差しが差し込んできて小鳥の鳴いた声が微かに聞こえる。
(屋上で食べようかな~)なんてのんきに考えながらちょっと笑みを浮かべながら鼻歌を歌っていた。
そんな事をしてるうちに学活が始まっていた。
学活では、委員会や係決めをしていた。
委員会は一つの委員会に男女二人、教科係とその他の係は必ずクラス全員入らないといけない。
私は、図書委員と清掃係に決めて遥は、美術係と私と同じ図書委員になった。
図書委員に決まった時は遥の方を向くとにっこりと微笑んでいた。
私は、少し顔を赤くしながら微笑み返した。
学活が終わると遥が「同じ図書委員だね!!」と嬉しそうに言うので私も嬉しくなって「うん♪頑張ろうね!」と言った。
「次の時間も学活かな?」

「多分、そうだと思うよ!
早速、席替えするって言ってたから!」

「そっかぁ!その時ぼーっとしちゃって全然先生の話聞いてなかったよw」と照れくさそうに遥が言った。