『イヤだよ?パシリとか。

丁重にお断りさせて頂きます。』




「……拒否権なんかねぇよ。」




『……いやいや、私にも人権は有るんだけど…?』


「俺が相手ならない。」




は?!


どんな俺様なのよ。

人権無効なんてあなたは神様か何かですか?




「私は夏恋がなってくれたほうが嬉しいけど。」



………咲が言ったらゆれてしまいそうになるんだから、やめてほしい。



『……いや!』



「、、じゃあ、強行突破。」



え?強行突破…?



その言葉を、理解した瞬間。




グイッ



腕を引っ張られ、彗星との距離が近くなる。



それこそ、少しでも動いたら唇が触れそうなくらいに。




『……っ、、、』



「なるよな??」