私は校門に向かった。

「どうしたの?話ってなあに?」

少々気まずい。だって元カレだもん。

「とりあえずこれ…。」

渡されたのはブレスレット…

「やっぱり桜じゃないと嫌なんだ。よりを戻したい。桜は回りのこと気にしすぎたよ。桜は桜で十分可愛いから…。」

そう言われると、斗真は私にキスをした。


私は斗真を拒んだ。

「ごめん。焦りすぎた…でも、気持ちは本当なんだ。だから、そのブレスレット受け取ってくれ。」

暗いながらでもわかるその眼差しは真剣だった。