「ご注文はなにになさいますか?」

まだ実は二つで迷っていた。カツカレーが食べたいけどここは女の子らしくサンドイッチにしとくべきか。と

迷いに迷った結果。

「今日誕生日だから、おごってくれると信じてサンドイッチにしますね。」

そう言って先生をじっと見た。

先生はため息をついていた。そうすると。

「あら。今日誕生日なんですか?では、店からサービスのケーキをご用意しますね。」

と、店員さんが言った。

結局先生も私もサンドイッチを頼んだ。

「良かったな。ケーキ。」

先生はサンドイッチを食べながら言ってきた。

「そうですね。誕生日に出掛けると良いこともありますね。」

やっぱり、女の子を捨ててカツカレーを頼めばよかったと心底思いサンドイッチを食べる。

「と言うか、俺奢る気無いからな。」

そう先生は笑って言った。

「酷いよ。今日誕生日なのに。」

そんな話をしていると、誕生日ソングが聞こえてきた。