赤黒いバラ

バレンタインなんてすぐに終わる。

ただ、そのお菓子は山のようにある。

初めは良いが、後々飽きる。

女子校のバレンタインは太る。

そして、ニキビが増える。

「桜、バレンタインのお菓子無くなった?」

下校中志保里が聞いてきた。

「あと半分。もう一週間たってるのに!!」

2月21日…もうすぐ期末テスト…

今回は物理聞きにいけないし。

仲上先生で我慢するか。

「ところで、小鳥遊先生とどうなのよ!!」

志保里がウキウキしながら聞いてくる。

それは答えなければならないのか。

ただ、今は言いたくない。

…今は?今後もだろう。

さあね。とだけ答えて、その場をやり過ごした。