赤黒いバラ

「また一時間後な。」

と言って小鳥遊先生はどこかへ行ってしまった。

すると志保里が

「桜。良い感じじゃない。」

と、ニヤニヤしながら言ってきた。

良い感じ?

そんなことない。普通だ。

むしろマイナスな気がする。

「そんなことないって思ったでしょ。志保里ちゃんには分かるわよ。」

本当にこいつは何なんだ。

心を読まれてる気がしてならない。

「まあ、桜ほど分かりやすい人なんていないから。」

そんなに表情とかで分かりやすいか?

私って。みんなに無表情だね。

って言われるのに。