赤黒いバラ

保護者は納得してどこかへ行ってしまった。

「小鳥遊先生やりぃ!!よく知ってんね!」

そう志保里は小鳥遊先生の肩を叩いた。

「まあ、理科は好きだからな。生物は無理だけど…。にしても、桜…それくらい知っとけ。」

それはそうなんだけど…。

「だって習ってないし…。ケミカルガーデン勝手に仲ちゃんが作っちゃったし。」

「それは言い訳だ。薬学だろ?化学が一番大事だぞ。」

うっ…それを言われると…

「そうですね…。」

と、悲しそうに言ったように聞こえたのか、そのあとはなにも化学について言わなかった。

「ところで桜。何してるんだ?」

何してるって…仕事ですよ…