日は刻々と過ぎていく。

楽しい日も悲しい日も退屈な日も

時間は平等に過ぎていく。

「桜。あっちもって。窓側に持ってくよ。」

文化祭が明日に迫っている。

教室に美結と二人。

えなと彩月は仲上先生と薬品を用意したりしている。

「今更なんだけど、うまくいくかな…」

科学の実験を文化祭の出し物にするなんて、

実験もそうだけど、出し物として成功するのだろうか。

「何言ってんのよ。成功か成功じゃないかなんて文化祭必要ないじゃない。楽しめばいいのよ。学校生活楽しみが一番よ。」

美結にしてはらしくない言葉だった。

中学校の時と性格多少変わったもんね…。

人って変わってくんだよね…