「ホレボレする逃げっぷりね! 絶対に見つけてやるんだから…………あ」 にっ、仁科さんが来たっ! 「そこにいるのは…………蒼井くん?」 「……何か」 え、蒼井くん? 声低いです、怖いですよ……? 「いやぁ、ちょっと人探しをね! お邪魔しました~!」 壁と、観葉植物と、蒼井くん。 その影で縮こまってるわたしに、仁科さんは気づかなかったよう。 「あっ部活始まるじゃん、もー!」 パタパタ遠ざかる足音に、ホッと一息です……。