いつもの時間に起きて、学校の準備をして。何も変わらない朝。



強いて言えば学校に行くことが私の幸せの一つになってるってこと。



決定的に違うのは…




『ピンポーン』




家のチャイムが鳴る。




「はぁーい」




「おはよっ!ふふっ♪」




駆琉が迎えに来たこと。



これからは駆琉と一緒にいれるんだって思ったら、いつもは重い足だって羽ように軽くなる。