「初日の感想をどうぞっ。」




放課後、蓮が手をマイクのようにして、駆琉の口元に近づける。




「え?(笑)えっと…楽しかったよ。

最初は緊張してたし、恐いなって思ってたけど、なんか嬉しかった。

ちづと蓮がいたから、不安もどっか行っちゃった。」




「…駆琉大好きっ♡」




って蓮が駆琉に抱きつく。




「え?え?(笑)」




状況が理解できていない駆琉だけど、蓮も嬉しいんだよ。



駆琉が戻ってきたこと。



そしてまた、

こうしていられることが。