駆琉は最初は戸惑ってたけど、
だんだん慣れてきたようで。

気づいたら、
クラスの人たちとも打ち解けてた。



他のクラスの人たちも、駆琉が入院していたのを知っていたから、

昼休みや、休憩時間に、駆琉の様子を見に来た。




『早川いる?』




『お前、大丈夫なの?』




うんってあまりにも可愛い笑顔で頷くから、横にいた私の胸がキュンとなる。



駆琉、駆琉って、
いろんな人が呼ぶから




「名前覚えられないや。」




って嬉しそうに言った。