学校につくと、みんなの視線が私たちに集まる。



その視線の先はもちろん駆琉。




『あれ早川じゃね?』




『え、大丈夫なのかな!?』




次々に飛び交う心配の言葉。



知らない人しかいない学校に、

駆琉は戸惑いながらもぎこちない笑顔で歩くだけだった。



今日から学校に行くと電話したときまず職員室に来いと言われたらしいから、

3人で職員室に向かう。



駆琉の表情は、変わらず緊張していた。