それからも毎日お見舞いに行った。



駆琉はまだ目を覚ましていない。



私はただ、駆琉に寄り添うことしか出来ないけど、

駆琉のためならなんでもしたかった。





その状態のまま2ヶ月がたった。



いつものように、
放課後、病院に足を運ぶ。



病室に入ると、
由佳さんも泰生君もいた。




「ちづるちゃん毎日ありがとうね。」




由佳さんは暖かい笑顔で微笑んだ。



前のような、悲しそうな顔をしなくなったから、

私も笑顔で答えることが出来るんだ。