Only Our Memory

「…え?」




「だから、俺なの。」




ははって笑う。




「うそ…」




「嘘じゃないよ。ちづが怪我したとき一緒にいたの俺なんだから。」




「そう、なの?」




「そうなの。

ちづが、人一人分くらいの高さの遊具から落ちたんだ。

打ちどころが悪かったみたいで、すげー血出てさ。

俺もそこにいたのに、助けてあげられなかったってわんわん泣いた。ちづが死んじゃうって。

病院行って、すぐ目覚ましたんだけど、俺のこと見て

誰?

って言ったんだ。俺のこと忘れてた。それでまた泣いたよ。笑」




全然知らない話。



初めて聞いた。



駆琉があの時の男の子だったなんて。



だから懐かしく感じたのかな。



安心できたのかな。