「駆琉と知り合いなのはびっくりだけど、良かった。普通にしてくれて。」




ぽんと肩に手を置いて、そのまま席についた。




「俺ら、席前後だよな!」




って連に言って駆琉も座った。



席は遠いけど、一緒なんだ。



なんか憧れてた。



こういうの。



いつでも、隣にいてくれる人がいることが。



私、今すっごい幸せかも。



そんなこと考えて、1人で静かに笑って私も席についた。



行きたくないと思った学校が、



いつの間にか、
明日が楽しみになってた。