「俺、もう行くわ!」




慌てて帰ろうとする彼を呼び止めた。




「名前っ!教えてくれないの?」




「また、ね?」




そのままスタスタと帰ってしまった。



また…?



次が、あるの?



彼は何者なのか私にはわからないけど、
ただもう一度会いたいと思った。



いつどこで会えるのかもわからない、


ミステリアスな彼に。