Only Our Memory

席に座って、しばらくすると、

担任の山田先生が深刻な顔をして、教室に入ってきた。




駆琉のこと、だよね…。




いつもはニコニコしているのに、

あんな深刻な顔をして入ってきたから、クラスの全体がざわついた。




『え?山センなしたの。

雰囲気違くね?』




『なんかあった?やばいやつ?』




みんなが口々に疑問を投げかける。




「真面目な話だ。ちゃんと聞いてくれ。早川のことなんだが…」




そこまで言って言葉を詰まらせる。




『確かに早川いねーの珍しいよな。』



そう言った男子の言葉は、クラスのほとんどの人が思ったことだった。



駆琉は熱があっても学校に来るくらい、学校を休まない人だから。