「ちづ、俺ね。ちづのこと、すげー好きだよ。だからね…」




駆琉が私の肩を掴んで額と額をくっつける。



駆琉がゆっくり目を閉じた時、




「…っ///」




夕日で伸びた二つの影が重なる。



夕焼けの小さな公園に静かなリップ音だけが響いた。




「これ、蓮には秘密な。

俺たちだけの思い出。

俺たちだけの





ーー記憶。」