駆琉が困ったような、でも嬉しそうな表情をしてた。




「うそ…。」




「本当だよ。ここの公園のことも、俺が事故ったことも、蓮のこともね。」




「でも、だって…」




自分が何を言ってるのかわからないくらいに動揺を隠せない。




「遅くなってごめん。」




登っていた滑り台の階段からかけ降りて、駆琉の首元に手をまわし、ギュッと抱きつく。




「ホントだよばかぁ…!」