「蓮ばいばーい。」




用事がある蓮と学校の前で別れて今日も馴染みのある道をブラブラする。




「駆琉ここは?」




「んーん。」




「じゃああの公園…あ。」




指をさした先にあったのは、小さな頃よく行ってた公園。



私にとって一番思い出が詰まった場所かもしれない。



なんで思いつかなかったんだろう。




「なに?」




「ここ、よく来てたんだよ。」




公園にはいって遊具を見渡し、今となっては小さく見える滑り台に登る。




「ふふっ懐かしいなぁ。」