学校は駆琉がいると、違って見えて。

だけど、ただ平然と時間は流れる。





昼休みーー


『早川、サッカーしよーぜ!』




「うんっ!行ってくるね。」




「いってらっしゃい。」




無邪気に教室を飛び出していった駆琉を見送って

グラウンドでサッカーをし始めた何人かの男子たちを

蓮と2人でずっと眺めてた。




「あいつ、楽しそうだな。」




「うん。なんかさ、子供っぽくっていうか、可愛くなったよね(笑)」




「ふっ、なんだそれ。」




よくわかんないけど、こういうのもいいなって思ったの。