" パシャッ!パシャッ! "




カメラの音とレンブラントライトの明かりに照らされて、私は思い思いのポーズをとる。




" 明愛ちゃん、今日も絶好調だね! " とか " 可愛い!! " と聴こえる。




なんだか、少し照れくさい。




そして、そのざわざわとした声から飛び抜けて騒がしい、ハイテンションな声。




「めいあたーん!!今日も可愛いね、絶好調っ!!さすが、パパとママの娘だよぉー♪」




なんて言いながら、カメラのシャッターを押す。




ああ見えて、結構有名なプロカメラマンの美風淳史であり、私のお父さんなんです。




本当にお恥ずかしい限りです。




" 淳史さんの明愛ちゃん愛はすごいね(笑)" とか聞こえてくるけど、ただの親バカでしょ。




さっさと子離れしてくれないかな……?




撮影自体は、とっても楽しいの。




けど、お父さんのお陰で、どっと疲れるわ(笑)