それから毎日学校終わりに結愛の見舞いに行くのが日課になった。学校での話や昨日見たドラマの話、会話は事故に合う前と何も変わらなかった。
ただ、何ヵ月かしたくらいから結愛は急に俺に冷たくするようになった。そんなある日

でさーアイツまたフラレたんだって!いい加減やめときゃいいのになー!笑

みっくん。

あーそれからね!英語の教師の

みっくん!!!!!

なんだよ?笑

もう毎日来なくて大丈夫だよ
みっくんだって今年は大学受験とかあるでしょ?
それに...

なんだよー大丈夫だよ!ほら俺頭いいし!笑

みっくん。ゴメン今日もう帰ってくれないかな?ごめんね。

結愛は俺に背をむけて布団にまるまった。
その日は何も言わず帰る事にした。
次の日から結愛は誰とも面会したくないと俺とも会ってくれなくなった。

それでも通い続けていたある日結愛の病室から大声と何か割れる音が聞こえた急いでドアを開けると結愛のベットの下には割れた花瓶と泣きじゃくる結愛がいた。
結愛のシーツには大きなシミがあった。

みっくん...あたし
もう死にたいよ...

何も言わず結愛のベットまで行き泣く結愛を強く抱き締めた。結愛は何かの糸がほどけたように声を出して泣き始めた。




ずっと一緒にいよう。



結愛は声には出さず小さくうなずいた。