彼についていって数分その間会話がなかったが

彼が話しかけてきた

「君さなんで原高を探してたの?」

「えっと下調べって言うかなんていうか」

「へーで、迷子になっちゃった?」

にやっとした顔で聞いてくる

「だから違いますって!ここ初めての土地なんです!引っ越してきたばっかりで道に迷っただけです!」

なんなのコイツ迷子迷子言いやがって〜!

迷子じゃないし!

「じゃーさ原高に通うの?」

「そうですけど」

なんでこんなこと聞くんだろう

「俺原高なんだ。春から2年」

はっ?コイツと一緒の学校って

「ありえない」

「よろしくね?俺後藤梨仁(りひと)」

ニコッと笑って手を差し出してくる

「私本城奈々よろしく」

軽く握手をした