プルルルル…
プルルルル…

プツっ…

「あっみゆ?」

『おかけになった……』

「あれ?みゆ?」

「榎本?どうしたの?」

「あ、美桜。なんか繋がんなくってみゆの電話」

「え?大丈夫なの!?」

「あ、大丈夫大丈夫」

「私、先輩に聞いてみる!」

「え?あぁ、頼…」

プルルルル…

「あっ」

「緒沢さんから?」

「うん」

プルルルル…

「早くでないと!」

プツ…

「みゆ?」

『連くん?どうしたの?』

「お前、心配させんなよ!
出ないからびっくりした」

『ごめん、お風呂入ってて…』

「大丈夫だよ…」



「ふぅ…良かった良かった…」

「ごめんなー?心配させて」

「ん?大丈夫!」

プルルルル…

「ん?あ、私だ」

「お、先輩?」

「うん、ちょっとごめん」

「はいはい」


「はい、もしもし」

『あー、美桜ちゃん?』

「はい、私ですよ?」

『分かってるよ』

「じゃあ、美桜ちゃん?って聞かないですくださいよ!」

『いいじゃんいいじゃん!』

「それで?どうしたんですか?」

『いや、特に何もないんだけど…』


いいよなぁ…あいつら
先輩と仲良さそ!

それにしても、みゆどうしたんだろ
今さっきのみゆ元気なかったなー…
気のせいだろうか…


「はい、それでは月曜日!」

『うん、じゃあね』

プツッ…


「どうしたの?」

「え?いや、別に…」

「連くーん、里緒さーん、美桜!
ご飯よー」

「あ、はーい!」

「ほら、ご飯だよ?榎本行こっ!」

「え、あ、おお!」