女子1「ホントイケメン神山先輩だよねっ!」

女子2「私は野沢先輩派~!」

女子3「私は木葉先輩が好き!」

女子たちが口々に名前をだす三人の先輩。
誰だかは知らないが相当なイケメンらしい

琴音「ほーんと興味なさそーね」

乙葉「だって興味ないし…」

中学からの親友の“相沢琴音”に言われ我にかえる。
琴音は年下限定でそれなりにモテる。
童顔なため年下限定。

そんな親友をもつ私。
“桜木乙葉”は高校一年生。
別に美人って訳でもないフツーの女子。

恋だってそれなりにした。
勉強だってしている。

だけど楽しくはない。
そんな毎日を送っている。

琴音「でもカッコイいよ?三人とも!」

乙葉「見に行く?」

琴音「やった!行こっか!」

琴音が喜んだ訳。
琴音はイケメン好き。

琴音「たーしか二年三組」

乙葉「よく知ってるね笑」

琴音「調べたのよ♪」

ひょこっと顔を覗かせる。
そこにあったのは輝いてる?らしい三人。

琴音「カッコイいー!一度でいいからつき合ってみたいな…」

ムリムリ。
内心そう思いながら見ていると…

??「なに?」

離れた場所なのにそう声をかけられた。

それが私達の出会い。
恋の始まりだった。