俺の彼女になってもいいよ?

さぁっと春の心地いい風がふき、蕪木湊の茶色の猫っ毛の髪が揺れる。

「……………………は?」

what ?

ナニイッテンノコノヒト

「あ、何いってんのこいつーって顔してる~」

けたけたと白い歯を見せて笑う蕪木湊。

なに。なんなの。

待って待って待って。







「だから、俺の彼女になってもいいよ?っていって「断る」

「どっから目線だ死ね」

こんな奴の話を律儀に聞いたのが間違いだった。

名無しの手紙で呼び出したあげく俺の彼女になってもいいよ?

モテるからって女子が全員自分と付き合いたいとおもってるとか思ってんの?

「お断りだっつの!」

ふんっと言い捨て、私はそのまま屋上を後にした。