私の愛した人は幽霊でした。

ひらひらと桜舞う4月に私は高校生になった

合格した高校に新品の制服に身を包んで向

かい自身のクラスが何組なのかを確認した

あと、とても広くてきれいな体育館に足を

踏み入れた。指定された椅子に座って始ま

るのを待つ。しばらくすれば頭部が禿げて

いてスーツがピッチピチになっている高校

の校長先生が壇上に立ちマイクを持って挨

拶が始まった。

『スゥえー、皆さん本日は……』

話始めた校長を無視して周りを見てみた。

寝ている人、真剣に前を見て話を聞いてい

る人、友達と話をしている人。三者三様だ

(これからこの学校で学ぶのか。そもそも、この学校に進学したの私だけだし友達できるかな?あ〜あ退屈だな。校長の話とか聞いても意味ないし、家に帰りたい)

なんて全く別なことを考えているうちに

『……~で終わります。』

いつまにか終わっていた。