「え、え、まじで本物のひなちゃん? これ夢じゃないよね?」 見たこともないくらい、安堂くんが焦ってて、思わずくすっと笑っちゃう。 「夢じゃないよ、本物の陽向だよ。 ……それより、風邪大丈夫?」 「あぁ、まじでダセェよな、風邪引くなんて。 でも、ひなちゃんが見舞いに来てくれたから治った!」 安堂くんの顔が、自嘲気味の困ったような笑顔から、ニッコリ笑顔に変わる。 ほんのり頬は赤いけど、元気そうで良かった……。