【完】好きになれよ、俺のこと。



だけど、水はぼたぼたと止めどなく、安堂くんの髪からしたたり落ちる。




こんなに濡れてたら、安堂くんの身体が冷えちゃう。




「ねぇ、安堂くん。

保健室でタオル借りよう?」




「心配しなくても、大丈夫だって。

こんなのすぐ乾くし」




そう言って安堂くんは笑うけど、絶対風邪ひいちゃうもん……。




私はぶんぶんと首を横に振って、安堂くんの手を引いて保健室に向かった。