【完】好きになれよ、俺のこと。



「ひなちゃんに何しようとしてたんだよ、先輩」




見えるのは背中だけなのに、怒ってるって分かる安堂くんの声。




先輩が肩を震わせながら、大声で叫ぶ。




「な、なんでそんな子の肩持つのよっ……。

可愛くもないし、なんの取り柄もないじゃない…!」




震える先輩に指をさされ、思わずびくっとする。




「あ?」




だけど、それを遮る安堂くんの声。




「無駄に着飾ってこんなことする先輩なんかより、何千倍も可愛いと思うけど?」




「くっ……」