陽向のいる日々は優しい光を纏り、輝いていた。 俺達の間には笑顔が絶えなかったんだ。 そして、同じ時を刻む度に、もっともっと陽向を好きになっていった。 天然で鈍感でお人好しで心配性で、たまにすごくおっちょこちょいで。 そんな陽向が、心から好きだった。 だけど 運命は思わぬ方に転がり出していた───。