たくさんの想いを抱えて、廊下を走り抜ける。 〝好き〟 その感情を俺は知らなかった。 今まで遊んできた女達の口からポロポロと出るこの言葉に、一度も温もりや愛を感じたことはなかった。 心から好きだなんて想うことは、馬鹿らしいと思ってた。 ……でも、違う。