『当ったり前じゃーん!

叶翔が飛鳥さんみたいな、大人しそうな子と付きあうなんて、そりゃ噂になるよぉ!』




確かに陽向は、今まで相手にしてきた女とは違う。




陽向は真っ白で、純粋だから。




俺なんかが触れてもいいのかと躊躇うほどに……。




陽向の笑顔を思い浮かべたその時。




腕を絡ませている女と、向かいに座った女が、ヘラヘラと笑いながらきっと何気なく放った言葉は


一瞬にしてその残像を消し去った。




『でもま、叶翔は誰のものにもならないけどね~!』




『叶翔はどうせ3日で別れるもんね♪』