そして、またゆっくりと目を開き、潤む瞳に私を映す。 「……なぁ……陽向……」 「ん……?」 「…好きって……言って……?」 叶翔……。 胸がぎゅぅって、いっぱいになる。 ずっと、待っててくれたのかな……。 君は、この言葉をずっと……。 いっぱいいっぱい、 待たせてごめんね……。 「好きだよ……。 誰よりも、叶翔のことを愛してる……」 「俺も……ずっとずっと……愛してる……」