「……あっ……ああっ……」 生徒手帳を持つ手が震え、熱い涙の粒が写真を濡らす。 その写真を見た瞬間、目まぐるしいほどに沸き起こるたくさんの記憶。 大切な大切な私の記憶……。 「……かな……と……っ」 全部、思い出した……。 ───そう。 私が、安堂くん───叶翔と付き合っていたという記憶を……。