【完】好きになれよ、俺のこと。



「ごめんね、ひなちゃん。

この間は無理矢理あんなことして……」




安堂くんの腕の中で、ふるふると首を振る。




謝るのは、私の方。




「私の方こそごめんね…っ。

ひどいこと言って……」




私はそっと身体を離した。




「安堂くんと関わりたくないとか嘘だよ……っ。

本当は、ずっとずっと安堂くんのそばにいたいのっ……」




「ひなちゃん……」




安堂くんは、優しく微笑んで涙を拭ってくれる。




「俺、ひなちゃんに言いたいことがあるんだ……。

聞いてくれる?」