【完】好きになれよ、俺のこと。



───安堂くんはもう、彼女さんと帰ったのかな……。




ひとりで階段を降りていると、どうしてか安堂くんのことを、無意識に考えてしまう。




おかしいな……。




いつの間にか、安堂くんのことを思い出して、きゅーって胸が痛んで。




その繰り返しばっかりだ……。




こんなにも、自分の中で安堂くんの存在が大きくなっていたなんて……。




ふと、安堂くんに家まで送ってもらったことを思い出した。




あの時は、楽しかったなぁ……。




……って、だめだめっ。


また悲しい方に引っ張られちゃう。