私はコーヒーゼリーを手に取り、それを背中で隠しつつ、安堂くんの前に立つ。
そして、勢い良く安堂くんの前に差し出した。
きょとんとした目で、コーヒーゼリーを見つめる安堂くん。
「じゃじゃーん!
陽向特製コーヒーゼリーだよ!」
「コーヒーゼリー?」
「安堂くん、甘い物苦手でしょ?
だから安堂くんに食べてもらえるように、コーヒーゼリー作ってみたんだ!」
そう言って笑ってみせると、安堂くんの顔に、優しい笑みが広がった。
「まじで嬉しい……。
ありがとう」
「えへへ」
そんな風に喜んでもらえるなんて、照れちゃうなぁ。


