【完】好きになれよ、俺のこと。



それから私は教室に戻った。




校庭に出て、なっちゃんに見つかったら、それこそ気を遣わせちゃうから。




誰もいない教室は、昼間の賑やかさが嘘のように、ガランとしていて。




よし!


時間ももったいないし、お片付けでもしてようかな!




腕まくりをして、私はまだ散らかったままの教室の片付けを始めた。





それでも、もくもくとひとりで片付けをしていると、外からの楽しそうな笑い声が聞こえてきて、思わず手を止める。




……もうすぐ花火上がるのかな。




花火……安堂くんと見たかったな。




なんて、そんなことを思っちゃう私は欲張りだ。