【完】好きになれよ、俺のこと。



そして、真っ直ぐな真剣な瞳で、私の目を見据える。




「……昔は来るもの拒まずって感じで、誰でも良かった。

でも、なんでだろうね。

ひなちゃんに出会ってからの俺にはもう、ひなちゃんしか見えてない」




「え……?」




ドキンッ……


痛いくらいに加速する鼓動。




もう、周りの音なんて耳に入ってこない。




私は、安堂くんの瞳に捕らわれてしまったかの様に動けなくて───。