ウチはちっさい服屋をしている。




「ここ俺んち」




親指を立てて自慢げに言ってみる。



女性モノの服を多くおいてるから、彼女に似合う服を来て欲しかった。



ていうかコーディネートしたかった。



色や柄を見ながら服を選び、彼女と一緒に試着室に押し込んだ。




「ちょっ…百河くん!」




彼女の言葉などお構いなしに、俺も自分の服に着替えた。



試着室から出てきた彼女は本当に可愛かった。




「可愛い…ひよ!似合ってる!」




自然と思ったことが声に出た。



彼女は俺を見て顔を紅く染めた。



気づかないフリをして




「ん?なに?」




と少しイジワルな笑顔をした。




なんでもない!




と勢いよく首をふる姿はやっぱり可愛い。




「そ?じゃあ行くか〜!」




また強引に彼女を外に連れ出した。